化学療法の副作用・分子標的治療

その他の症状

2017年01月12日 18時31分

 
  • 吐き気・嘔吐
脳の神経が刺激されて起こると言われています。
治療に対する不安感が影響しているメンタル面が原因かもしれません。
吐き気を押させる制吐剤が処方されることが多いです。
冷たい水でうがいをすると吐き気はおさまります。
食べやすい食事を選んで量は少しにして食べるようにしましょう。
長く続く場合は食事や水分を取れません。点滴によって水分や栄養分を補給する治療が行われます。
 
  • 下痢
腸の粘膜が荒れてしまい炎症を起こし感染して下痢に成ります。消化の良い食事を選びましょう
充分な水分補給をして、下痢止めを処方されます。
脱水症状になったり、1日に6回以上の下痢があったり、4日以上続いたり、
血液が混じって痛みが強いならば医師に相談したほうがいいです。
 
  • 便秘
食事の量が減ったり、腸の動きが弱くなることで便秘になります。
腸の動きをコントロールしている神経にトラブルが起こっているのでしょう。
水分を多めにとりましょう。無理がない範囲で軽い運動をして体を動かしましょう。
お腹がはったり便秘が長く続くならば医師に相談するべきです。
 
  • 口内炎
口腔内を清潔にすることで予防できます。
化学療法を始める前には、虫歯や歯周病も治療しておくといいです。
うがいの頻度を多くすれば、乾燥を防ぐこともできますし、感染を予防できる効果があります。
 
粘膜を刺激しないような食事を摂取しましょう。
硬い食べもの・熱い食べもの・香辛料やアルコールなどは刺激が強いので避けたほうがいいです。
炎症を防ぐうがい薬や痛み止めや塗り薬が随時処方されます。
 
  • 貧血
化学療法で貧血になるのは、赤血球が少なくなったり、消化管から出血することが考えられます。
抗がん剤によって血液を作り出す骨髄にある造血幹細胞の機能がダメージを受けているのでしょう。
息切れ・めまい・疲労感・だるさがあります。貧血の症状が重い場合は輸血によって治療します。
 
  • 出血傾向がある
血小板が少なくなると出血しやすくなります。一度出血すると血が止まりにくい状態になります。
歯茎からの出血や鼻血。皮下の出血斑がでることもあります。
 
打撲や転倒などのケガに注意をしましょう。
歯茎を傷つけないようにソフトタイプの歯ブラシをおすすめします。
止血するコツはタオルなどを利用して出血した箇所を押さえるといいです。
脳出血や消化管出血を起こしやすくなるので入院することもあります。
血小板の成分輸血で対応します。
 
  • 疲労感・だるさ
これは化学療法の影響もありますが、貧血や吐き気の副作用などのファクターが
重なって起こっているのかもしれません。
無理をしない範囲で体を動かすようにしましょう。調子が悪い場合は充分に休養をとることで対処します。
 
  • 脱毛
化学療法の影響で毛の毛根にある細胞がダメージを受けているからです。
抗がん剤の種類は使用期間や量によってもことなります。脱毛する部分は頭皮だけとは限りません。
体毛や睫毛も抜けたりします。メンタル的にダメージが大きい副作用です。
痛みや痒みをともなうこともあります。
 
ウィッグや帽子を上手に使うといいでしょう。感想したり直射日光を浴びることを避けましょう。
頭皮を保護することも大事。地肌を強くこすらないように髪の毛を洗ってください。
すすぎはぬるま湯がベターです。
 
  • 手足のしびれを感じる
手足の感覚が鈍くなります。ケガや火傷に注意しましょう。
靴下や手袋で保護できます。マッサージや運動をすることで血行を良くします。
この症状はなかなか回復しません。
 
 

分子標的治療  

がん細胞の増殖を抑制すると同時に正常細胞も攻撃されます。
その結果として薬物有害反応が発生します。
ですが、医学の進歩によってがん細胞で特異的に多くなっているタンパク質や遺伝子のみに限定して
抑制する薬剤が誕生しています。
 
これまでの抗がん剤にあった副作用が少なくできます。
脱毛・血液毒性・吐き気・生殖細胞の副作用を克服できます。
腎細胞がん・消化管間質腫瘍・肝細胞がん・大腸がん・乳がん・肺がん・骨髄腫・悪性リンパ種・白血病に
有効な治療方法
です。
 
分子標的薬の副作用は薬の種類によっていろいろですが、
共通しているのは、皮膚の発疹・倦怠感・悪寒・吐き気・発熱などです。
重症な副作用もあるので治療前に医師の説明をきちんと聞いておきましょう。
 

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